CONCEPT

札幌の喧噪を抜けだし車を走らせて30分。

葉一つ無い枝で空を切る木々が車窓を流れ、山道を上がると雪の色が変わる。

音が極まり無音になり、熱の無い静止した北の冬の風景。

純白に色をつけるトドマツが連なるアプローチを抜けると、劇的な透明感が支配する世界に包まれた、芸森スタジオ&Cloud lodgeがある。

プロジェクト“Zero Cross”の舞台である。

思い出されるそれぞれのZeroポイント。

夢見ていたやりたいこと、仕事が楽しいと思えていたあの頃。

様々な文化がCrossし、少しリラックスした、自由な文化体験。

音が創り出される芸森スタジオで、昇華された芸術が生まれる瞬間。

共有していただきたい。

体感していただきたい。

自身の底から生まれてくる、言いようもない衝動を。

東京から札幌に拠点を移し、6年以上の月日が流れ、コロナ禍という過酷な期間を過ごした街の中心は、確実に変貌しつつあります。

札幌の街は、高層ビルの建設ラッシュが進み、鮮やかな色に彩られ賑やかになり、北海道初出店の店舗も続々と進出、利便性は確実にあがってきています。

一方で、趣ある建物は老朽化が進み、いつの間にか取り壊されていく現実。

過酷な冬を迎える、北の大都市として、進むべきその方向性は、必然であり、否定すべきことではないでしょう。

ただ、どうしても残したい場所、札幌から発信すべきプロジェクトがあります。

それが、様々な音を紡ぎだしている芸森スタジオであり、複数の文化が絡み合い、地域も超えたボーダレスなカルチャープロジェクト“Zero Cross”です。

北海道の大自然の中で芽吹く新たな芸術とは?

Zero Crossでは、月一度のペース(目安)で、芸森スタジオでのイベントを開催。

本サイト及びinstagramでは、イベントの報告、参加及び参加予定のshopやArtist、その他趣旨にあう情報を発信していきます。

音楽・食・お酒(ワイン・日本酒・ウィスキー等)・お茶や珈琲・写真・陶器やガラス工芸・絵・芝居・文筆・映画及び映像・花や樹木・装飾等。

Zero Crossで交差していく文化は、多岐にわたる予定です。

芸森スタジオは、自然豊かなロケーション及び歴史的背景を含め、様々な文化が交差・昇華され、全国及び海外に発信していくベースとして、最高の場であると確信しています。

純粋に楽しいと思い、素直に創造していくことの喜びを感じていたあの頃、人の笑顔にワクワクしていた原点。

これから、多くのプロフェッショナルな人々の参加が期待されますが、登れば上るほど、求められるものは大きくなり、目指すべき目標も高くなり、葛藤やプレッシャーも膨大になるでしょう。

原点、そして素に戻る大切さや難しさを時々感じます。

リラックスしながら、夢や希望を思いだす場や機会がつくれたら。。。

(私の意向やコンセプトを話したところ、minotake代表の伊藤衝さんが、”Zero Cross“というプロジェクト名を思いつき、ロゴ作成もしていただきました。)

本プロジェクトは、芸森スタジオがZERO baseになり、新たなスタートができる場となります。

今後、イベントでは、複数の文化が交差し、実施されていく予定です。

参加する方の目的は、音楽かもしれないし、ワインかもしれません。

自分の好きなものから階段を登り、他の文化に触れる機会も増えるでしょう。

提供する側も受け取る側も、新たな世界への扉をノックするのです。

それぞれが開いた扉の外に見えるモノ。。。

Zero Crossの目指すカタチです。

Zero Cross プロデューサー 島崎 直也